山形県観光介助ボランティア モニターツアー開催

令和6年2月22日(木)9:45より、南陽市にて「山形県観光介助ボランティア モニターツアー」を開催致しました。

当日は、予想外の雪でしたが、「烏帽子山公園」へ集合し、障がい者用トイレの見学・烏帽子山八幡宮の観光からスタートしました。

天候は雪でしたが、車いすの前タイヤに装着する「ホイールブレード」を使用し、雪道も通常より楽に車いすを走らせられました。これは、ワンタッチで着脱可能でもっと東北にお住まいの車いすユーザーには大変便利な代物だと思います。

次は、「ラーメン福」で昼食です。ハンデをお持ちの方はなかなか外出を躊躇われる方が多いとお聞きします。しかし、ラーメン福では、車いすでも通りやすいように段差をなくしたり、スロープを設置したりと工夫されていました。トイレもバリアフリー化。みんなで食べるラーメンはおいしいですね。

その後、赤湯温泉街を散策し、「夕鶴の里資料館」へ。夕鶴の里資料館では、機織り体験をしました。

足が不自由な方のために、車いすがちょうど入るサイズに作られた機織り機。足踏みをして機織りする際には、介助の方が足担当です。協力して一つのものを作ります。キャッキャウフフと楽しそうな声が聞こえてきました。

最後に、シェアスペース「つるのこ」に体験工房ファクトリージャコの菊地さんをお招きしてアクセサリー製作体験です。

金属を何度も叩いて模様をつけ、文字を打ち込み、思い思いのアクセサリーが出来上がります。ものづくりをしている姿はハンデがあってもなくてもみな童心に帰り、楽しそう。

一日のモニターツアーを通して、観光は介護する側もされる側も楽しく、息抜きの時間であることがわかりました。普段、施設や家の中で介護されている方は同じ介護でも外に出て、知らない人と話すことでリフレッシュできます。ハンデがある方は観光や旅行をあきらめてしまうのはもったいないです。

山形県がハンデがある方にも楽しめる観光地になれるようにこれからも頑張っていきますので、ぜひ山形へ遊びにきてくださいね。もう少しで春。4月からは桜が咲き始め、とてもきれいなシーズンになりますよ。

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