山形観光アカデミー 令和6年度 第6回 観光ビジネス基礎講座 開講

令和6年度の山形観光アカデミー「観光ビジネス基礎講座」第6回が、山形会場と庄内会場で開催されました。

• 山形会場：11月5日（火） 遊学館 第一研修室
• 庄内会場：11月12日（火） 東京第一ホテル 鶴の間

今回は、山形会場で37名、庄内会場で5名の受講生が参加しました。

講座テーマ：「山形県のブランド力向上と観光地域づくり」

講師の西直人先生（リードクライム株式会社・東北芸術工科大学 准教授）は、講座の冒頭で「なぜ『ブランド』を学ぶ必要があるのか」と問いかけ、受講生たちに考えさせました。

西先生の説明によると、観光業界で働く私たちは、地域や職場、そして山形県全体のブランドイメージを形成する一員です。ブランドとは、シャネルやエルメスのような有名な商品だけではなく、地域やサービスを通してお客様が感じ取る「イメージ」を指します。

また、ブランドイメージに関連する重要な要素として「コンセプト」があります。コンセプトとは、サービス提供者がユーザーに持たせたいイメージであり、ブランディングとは、この「持たせたいイメージ」にブランドイメージを近づける活動を指します。

西先生は、ブランドが重要な理由として「認知度」「集客力」「売上」に影響する点を挙げ、全ての企業にとってブランディング活動が重要であると説明しました。そして観光業では、ブランドイメージを構成する要素は「人」であり、サービス提供者である私たち一人ひとりがブランドを形成していることを強調しました。

受講生の成長とこれからの期待

講座では、グループワークを通じて、受講生同士が意見を交わし、議論を深めました。普段は忙しい業務に追われる彼らですが、この講座を通して「自分が会社のブランドをつくる一員」であるという意識と責任感が芽生えた様子でした。

この回をもって、全6回にわたる観光ビジネス基礎講座は修了しますが、受講生たちは大きな成長を遂げ、今後山形県の観光業を支えていく頼もしい存在になることでしょう。

修了式と学長特別講演会のお知らせ

12月3日（火）には、観光ビジネス基礎講座の修了式並びに学長特別講演会が開催されます。講演会では、山形観光アカデミー学長であり、初代観光庁長官の本保芳明氏が「人材と地域を創造する～これからの観光地域づくり～」をテーマにお話しされる予定です。ぜひご参加ください。

令和６年度修了式並びに学長特別講演会お申込みは、下記へメールまたはFAXをお願いします。