山形観光アカデミー令和6年度 第3回観光ビジネス基礎講座を令和6年8月21日(水)に開催致しました。
今回は、オンラインでの開催で、山形会場、庄内会場の受講生が44名参加されました。8月は毎年オンラインでの開講となっておりますが、これは全6回ある講座の中で観光業界の繁忙期のため、受講生の負担を軽減するとともにオンラインでも聞き取りやすく、わかりやすい接客や対応へ繋げる訓練の一環でもあります。
第3回観光ビジネス基礎講座は、2部構成。第1部は「山形県の観光交流施策について」、第2部は「コミュニケーションスキルアップ講座」でした。
「山形県内の観光施策について」では、どの産業にも密接に関わってくる観光を取り巻く状況を始め、アフターコロナで急激に伸びる観光者数の推移、変化する観光需要を学びました。実は、日本遺産が4つもある山形県。日本遺産の数が東北で1位なのをご存じでしょうか。
このように今後の観光に役立つような県内の観光施策を知ることは、観光業で働く私たちにとって重要です。日々変わりゆく観光施設やイベント情報をいち早く得て、接客に活かすことでリピーターの獲得やもう一度訪れたい山形県になることと思います。
また、第2部は「コミュニケーションスキルアップ講座」でした。コミュニケーションと聞くと、「何を話そうか。」と話題作りに悩む方が多いのではないでしょうか。講師のフリーアナウンサー奥山知寿子先生によると、「人は話したくて仕方ない」生き物だそうです。人の脳は、自分自身のことを話すとき、快楽に関する神経領域が活性化するというハーバード大学の調査もあります。ということは、「話を聞ける人」はとても貴重です。話題を作るのではなく、相手の話を聞く心構えを変えるだけで会話は一段と楽になります。奥山先生の講座で受講生の気が楽になったように感じました。
また一つ、成長した受講生を頼もしく思います。今後も受講生の成長の様子をお伝えします。